心と体がととのう食べもののお話
朝晩の風がほんの少し涼しく感じられるようになってきました。
暦の上ではもう立秋を迎え、季節は秋に向かっていきます。
とはいえ暑さはまだまだ続きそうですので体調管理に気をつけて過ごしましょう。
今日は旬の食べもの「しそ」について。
しそは中国で命を蘇生する力を持つことから「紫蘇」と名付けられ、魚毒を消す薬として重用されてきました。
実際に、しそ特有の香り成分には、高い殺菌・解毒・防腐作用があります。
刺身のつまに穂じそや薬味にしその葉を添えるのも、風味だけではなく、殺菌作用によって生魚の中毒を防ぐためです。
また、体を温めて発汗を促し熱を下げたり、せきや痰を鎮めたり、胃液の分泌を促す作用があり、漢方薬にも用いられるほどさまざまな薬効があります。
<シソの主な効能>
・体を温めて冷えをとり除く(特に胃腸)
・血行を良くする
・気の流れをよくする(胸の不快感、のどの詰まり感)
→神経の興奮を鎮める(ストレス軽減)
・胃の働きを整える
・解毒する
・免疫機能の調整(特に赤じそ)
→抗アレルギー作用
おすすめ料理は「しその醤油漬け」。
しそ、しょうが、赤トウガラシを醤油で漬け込むだけ。
ごはんや豆腐にのせたり、おにぎりに巻いたり、刻んで和え物に加えたり…
色々使えて日持ちもするのがうれしいです。
ゴマを加えるのもいいですね。
次回もお楽しみに♪