心と体がととのう食べもののお話
秋分の日も過ぎ、日がずいぶん日が短くなりましたね。少し寂しい気持ちになります。
さて、今日の調味料のお話は「味噌」についてです。
昔から親しまれてきた身近な発酵食品の一つ、味噌の原料は、大豆、米(麦)、塩、麹というとてもシンプルなもの。これらを原料に自然の成り行きに任せ、時間をかけて発酵させたものを「天然醸造」といいます。
自然の力に任せるので出来上がりまでに約1年を要します。これが”本物”の味噌です。
一方で、スーパーやコンビニで手軽に手に入る味噌はというと・・・
人工的に短期間で発酵させている「速醸法」といい、早く発酵させる為に醸造アルコールや酵母エキスなどが添加されている他、アミノ酸、砂糖、カラメル色素、保存料、香料などが入っているものも多くあります。
これらは数週間〜2、3ヶ月でできてしまいます。
味噌の主原料は大豆。現在の大豆の国内自給率は平成25年の時点で6%で96%は主にアメリカ、カナダからの輸入物です。
そしてアメリカは栽培大豆の90%が遺伝子組み換えです。
このことは大きな問題なのです!この遺伝子組換えのお話は、別の機会に詳しく・・・
みなさんはどんな基準でお味噌を選んでいますか?
毎日お味噌を食べてる方ならぜひ”本物”のお味噌を選んでいただきたいです。
「本物の味噌を選ぶには?」
原材料はいたってシンプル。原材料の表示が米、大豆(国産・遺伝子組み換えでない)、食塩(天日塩)のみのもの。そして最低でも1年以上熟成させたものを求めましょう。
『発酵の力で栄養が吸収されやすくなり、栄養価もUP』
味噌の主原料である大豆は、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなどを含む栄養価の高い食品ですが、発酵という微生物の働きが加わることで旨味が生まれます。
大豆のまま食べるよりも味噌として食べた方が消化吸収しやすい形になり、旨味も栄養価も上がるのです。味噌はガンや生活習慣病、痴ほう症などの病気のリスクを下げ、美白、アンチエイジング効果がある等、様々な研究結果が科学的に実証されています。
味噌汁を飲むとほっとする。朝ゆっくりと味わう時間があると一日気持ちにゆとりが生まれるような気がします。
私は新潟の原材料を使って作られた天然醸造のものなど3種類くらい揃えるようにしています。
おいしさがそれぞれ違って楽しめます♪
みなさんもぜひ原材料や製造期間をなどチェックしてみてくださいね。